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2009年7月

もくじ&お知らせ(last update 2009.10.02)

2009.10.02  57話の公開に際し、もくじでのリンクを作成

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○もくじ

1章 継承者

(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)

(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(20)

(21)

2章 民へ

(22)(23)(24)(25)(26)(27)(28)(29)(30)(31)

(32)(33)(34)(35)(36)(37)(38)(39)(40)(41)

(42)(43)(44)(45)(46)(47)・(48)(49)(50)(51)

(52)(53)(54)(55)(56)(57)

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なお、この目次は最新の投稿に反映していない場合が多々あります(笑)

遅れて更新されることが多いのでその点ご了承ください。

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※携帯電話からごらんの方へ

携帯電話からのアクセスの場合一部の機能が動かない事があります。ニフティの方で対応を検討していますが、周知のトラブルとしてご了承ください。

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選ばれし者達(53)


電話の保留音はすでに2分近く続いていた。なかなかみゆき先生が見つからないのだろうか?

いい加減、電話を切ろうかと思っていた時に保留音が止んだ。

「もしもし、香織さん?」

「みゆきお姉様、お電話遅いですわよ?」
香織は散々待たされたのでふざけて返事をした。

「ごめんね。いろいろ今コダゴタしてるのは、知ってるでしょ?」

「えぇ、何やら予想外の方向に動いているみたいですね。」

「そうなの。それより、香織さんが始めに話してくれた事。私正直驚いているの。どうしたらいいのか、わからなくて…」

「それより、その話しは秘密なんですから、今ここでその話しをして大丈夫なんですか?」

「あぁ、今、保健室から電話をしているから大丈夫よ。今日は生徒は学校にいないし、先生達は、今、在宅確認や保護者からの電話の対応に追われている最中よ。誰も来ないから大丈夫。」

「それなら、安心しました。それで、話しなんですが、みゆき先生はいつもの様に普通にしていればいいんですよ。確かに、話をした様に物事が動いているかもしれないけど、直接先生に関係する事じゃないし、話しをした通りにすべてが動いている訳じゃないし、ちょっと、先の出来事を知っただけじゃないですか。」

「そうなんだけど、私、動揺しちゃって…」

「確かにいきなり言われて動揺してしまうのは、そうかも知れないですね。でも、これで私の話しを信じて貰えたかと思います。
あとついでに話しをすると、実は校内にもう一人、私の様な力を持っている生徒がいます。その人と私は頻繁に連絡を取っているんで、みゆき先生は、変な心配しなくて大丈夫です。先生の力の事もその人は知っていますから。」

「あらそうなの…。ねぇ、もし、教えられたら誰なのか教えて貰えない?つまりは香織さんの仲間なんでしょ?学校で毎回香織さんを呼び出すのも変に思われるし、仲間なら、連絡する時はその人でもいいでしょ?」

「そうですね。先生は秘密を守ってくれる事だし、もしその本人が教えてもいいと言う返事を貰えたら教えてもいいですよ。でも、先生からしたら以外な人かな?みゆき先生は私の力の事に気付く事が出来たけど、その人は私以上に完璧にコントロールが出来ているんで誰だか聞いたら驚くとは思います。」

「わかったわ。その時は教えてね。それでなんだけど、これから先は成り行きはどうなるの?」

「実は実際に何が有ったかは把握していますが、今学校の置かれている状況までは私もわからないんです。」

「そうなの?私はてっきり全て知っていると思っていたんだけど…」

「元々、私はそっちの力は専門じゃないんで、そんなに完璧じゃないんです。」

「え?そうなの?私はてっきり…」

「まぁ、未来を見るのはどっちかというと不得意の方なんです。と言っても、何に得意なのかとかは、まだ話しをしませんが…」

「そうなのね、やっぱりまだ秘密なのね。」

「それより、私も知りたいんで、今学校がどうなっているのか、教えて下さいよ。」
香織は正確な情報が入らないので聞いてみた。

「そうね。まずは実際に本当は何が遇ったかは知っているわよね?だから、今学校で起きている事を話すわ。本当は秘密なんだけど、香織さんは特別だから。
今は、いろいろ飛び交った噂のせいで、先生達はその対応について、どうするべきか話し合っている最中よ。それで、とりあえず決まっている事を話すわね。

多分、今日の夕方の在宅確認の時に連絡があると思うけど、明日は生徒は朝登校して、全校集会、それから教室に戻ってから、各担任から説明があるわ、その時にこれからの生徒が周りから聞かれた時の対応について説明をする予定なの。
それで生徒は下校して、午後から父兄に対しての説明会を開く事になっているの。

一様、まだ予定を決めた状態で今はどう説明するか、想定される質問とか、対応を考えているみたい。

だからまずは明日の午後は、生徒は休みになるわよ。」

「そうなんですか。わかりました。ありがとうございます。すると、先生はまだこの後、また会議なんですか?」

「そうね。もう少ししたら、会議がまた始まると思うわ。今は在宅確認の為に担任をしている先生方の為に、一時中断に近い状態だから…。
とりあえずは、いろいろ話しをありがとう。また、何かあれば電話をするわね。後、担任の先生が、私が香織さんに私が話しをしたいなんて言って、多分疑問に思ってると思うから適当にごまかしておくわね。」

「はい、わかりました。」
そう返事をすると電話が切れた。

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選ばれし者達(52)


「先生、それより一体何があったんですか?今日学校に行ったら、校門の前で今日は臨時休校だから帰れなんて言われるし。せっかく学校まで行ったのに…」

「なんだ、おまえ学校まで来たのか?連絡網を朝から廻したんだけどなぁ。おまえの家は4番目だぞ、そんなに時間が掛かる筈は無いんだが…」

「先生、甘い!主婦の長電話を知らないでしょう…。私が知ったのは学校についてすぐ親から連絡があったんだよ。だから前の3人で1時間以上は話しをしてるんじゃないの?」

「そっか、余りにも突然の予想外の電話だったからなぁ。いろいろ話しをしたくなる気もわからなくもないなぁ。」

「それで、本当の事はどうなんですか?なんか田中先生が生徒を妊娠させたとか話しがありますけど…」
愛子は聞いた噂の中で1番酷い話しをしてみた。

「え゛…」
担任は言葉が出なかった。

「先生?」

「………」

「先生??」

「……あ、ごめん。そんな話しになっているとはな、事実は明日にでも学校で話す。今は何も言えない事になってるから…。
でも、これでなんでこんなに大騒ぎになったのか分かった。今学校も凄い事になっていてなぁ…」

「凄い事って?」

「悪い、詳しくは話せないんだ。じゃあ、まだ在宅確認をしないといけないから。また電話するな。」
そういうと一方的に電話がきれた。

愛子はそのままになっていた携帯電話を手に取り香織との話しを再開した。
「あ、香織ごめんね。待たせちゃったね。」

「ううん。大丈夫。ねぇ愛子、なに、やっぱり担任?」

「そう、担任。在宅確認だって。」

「そっか、在宅確認かぁ。でも面倒だよね。」

「うん。全くね。校則に在宅確認でいなかったら欠席扱いにする。なんて書いてあるし…」

「全く、面倒だよね。それで何か担任言ってた?」

「ううん。とりあえず、知らないフリをして、何があったのか聞いてみたんだけど、教えてくれなかった。」

「そうなんだ。やっぱり、口止めとかされているのかも知れないね。」

「うん、多分そうだと思う。何でも学校凄い事になっているんだって、何が凄いのかはわからないけど…」

「へぇ、そうなんだ。まぁ何にしても、これだけ噂だの事実だのごちゃごちゃになってると、もうどうにも出来ないし、《草》を使って情報を集めても、多分まともな話しが手に入らないしね。」

「うん。とりあえず、落ち着くまでは、何も出来ないね。」

「ねぇ、愛子はこれから病院に行くんでしょ?」

「うん。ちょっと早いけどね、空いてるうちに行こうかなって思ってる。」

「そっか。私は何にもやること無いからなぁ…、本当に何しようかなぁ…」

「香織は勉強大丈夫なの?」

「あぁ、テスト勉強?まぁなんとかなると思うけど、そんな気分じゃないしね。」

「そっか…。それより、そろそろ担任から、そっちに電話があるかもよ?」

「そうだね。じゃあそろそろ電話、切るわ。」

「うん。またね。」
そう言うと電話が切れた。

愛子は予定よりかなり早いけど、病院に行く事にした。

香織の方は、仕方なく、復旧させた掲示板を見ていた。

サーバーが落ちていたせいか、なかなかアクセスは無かったが、段々、増えて来てかなり賑わってきていた。

チャットの内容は、それぞれの担任から来ている在宅確認の電話についての不満なども、田中先生の出来事に混ざりやり取りがされていたが、相変わらず事実とはかけ離れたとんでもない内容で盛り上がっていた。

そんな感じで掲示板やチャット画面を眺めて30分位した頃、やっと担任から電話が掛かってきた。

「おぉ、香織、ちゃんと家に居たんだな。」

「先生、当たり前じゃない。欠席になりたくないもん。みんな家にいるんじゃないの?」

「まぁ、今の所はな。でも、電話が終わった途端に遊びに出るのは目に見えているけどな。」

「多分そうだろうね。でも抜き打ちでまた電話したりするんでしょ?」

「バレバレだな。と言ってもそんな暇じゃないけどな。」

「それより、先生、本当のところ何があったんですか?」
香織も愛子同様に知らないフリをして聞いてみる事にした。

「あぁ、実はまだ話せないんだ。ただ、生徒を妊娠させたとか、襲ったとか、そんな事はないからな。何だか噂が広まっているんだろう?」

「うん。でも、あの先生なら有り得る話しだから…」

「まぁ確かに、生徒からみたら、好き勝手をやってる様に見える所もあるからな。」

「でしょ?」

「でも、今更だが、そんなに悪い先生じゃないんだぞ。」

「そんな事言ってもねぇ…痴漢をしたんじゃもす信用も出来ないし…」

「まぁ、そう言われると返す言葉がないんだが…。そうそう、何だか知らないけど、みゆき先生が話しをしたいらしいんだ。今、廻すからちょっと待っててくれるか?」

「あ、はい。」
そう香織が返事をすると、エリーゼの為にの保留音が流れてきた。

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