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選ばれし者達(30)

香織は続けた

「ちょっとこの仕組みを説明すると、このサイトにアクセスする段階で、携帯電話の登録データとメールアドレスで確認しているの。この事は大事だから覚えておいてね。パソコンからのアクセスにはクッキーを使ってる。この認識があってはじめて掲示板にログイン出来る様になってるの。
これで知っている人しか掲示板の存在すら知らない事になる訳。凄いでしょ?
後はログインだけど、これも携帯電話の情報とメールアドレスを使って判別してるの。パソコンからの書き込みはクッキーの情報とプロバイダのアクセスポイントとIPアドレスを使ってるわ。
つまり、これらの情報を使って書き込みをしている人の判別もしているの。
それで、画面を見るとわかるけど、これは私や愛子がアクセスした時だけにわかる仕掛けなんだけど、投稿者の色が赤なら投稿者が判別済み。黄色が推定段階で判別済み、青は未確認になってる。本当は誰かというのは名前の後ろにある括弧の中にある名前が本当の名前、確定出来ていない人は?が最後に着いてるからわかるやすいでしょ?。

個人の判別は私達の《探りし者達》の情報を使っているわ。だから時間が経てば青字の人も判別されていくから…。愛子は何もしなくても時間が経てばわかるから心配しなくていいよ。

もうほとんどの人は確定しているけどたまにしかアクセスしない人の中にはまだの人もいるわ。」

「凄いね。」
愛子は関心するしか無かった
「それより香織いじめとか大丈夫?」
愛子は今回の一件で香織がいじめられているのではないかと心配でしかた無かった。

「うん。実際の所いろいろと掲示板には書かれているよ。でもそんなに気にしないで大丈夫だよ。もう掲示板の内容は私が完全に把握している訳だし、ちょっといじれば情報操作も出来るしね。
それに愛子は完全に力が使える様になれば完全にクラスの事をコントロール出来るから大丈夫だしね。」
香織は安心している様だった。

「でも今はまだじゃない。なんか心配で…」

「平気だよ。これでも私はBクラスの《民》だし、何だったら人の弱みなんか簡単に手に入れられるから、それを逆手にとればいいし…。なんせ情報を操る《民》なんだから、情報を得るのは簡単だしね。」
香織は自信を持って答えた。

「ねぇそのBクラスって何?」

「あ、ごめん。うちの《民》の中では《民》の強さのランク分けをAからEで分けているの。ちなみに愛子の《輝ける者達》はAクラス。私達の《探りし者達》は大半がBクラス、《草の民》はCクラスがほとんど。まぁ他にも能力でランクが違う人もいるけどね。」
香織は愛子に簡単に説明をした。

「大体わかったわ。私のそのクラス訳を使ってもいい?」

「うん。いいよ。お互い決めておかないとうまく話が出来ないしね。」
香織は愛子に微笑みながら答えた。

「そうそう、もう1つ用事があるの。」
香織は続けた。

「ちょっとこの写真を見て」
香織は30枚位あるだろうか。写真の束をかばんから取り出した。

「これ何?」

「これね。様々な時に撮ったクラス全員の顔写真なの。愛子に出した課題の答えこの中から答えて」
香織は愛子にこう告げて写真の束を渡した。

渡された写真は休み時間や昼食の時間など、様々な時間に隠し撮りをした写真がほとんどだった。

「写真を渡されてもわかんないよ。」
愛子はいきなりの事に戸惑ってしまった。

「大丈夫たから、まずはやってごらん。愛子ならできると思うよ。」
香織は微笑みながら答えた。

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